世界初!! 2足歩行ロボットがフルマラソンに挑戦 24日、大阪・ATCでスタート [ロボコン]
◆2足歩行ロボットが世界で初めてフルマラソンに挑戦する。2011年2月24日、大阪市住之江区のATC(アジアトレードセンター)ITM棟11階にあるエイジレスセンターに特設会場を設けて、4台の2足歩行ロボットが約4日間をかけて42.195Kmのコースを走る。レースの模様は一緒に走るロボットEVがUSTREAMで中継・配信する。
42.195Kmの完走を目指す
大阪府(大阪労働協会)とヴイストンが主催する「ろぼまらフル」。
大阪府の人材育成事業の一環として開催される。ロボット産業や新エネルギー分野で活躍できるきっかけ作りと、子どもたちにはモノづくりへの関心を持ってもらうというもの。
1周100mのコースを442周(最終周は95m)を走り、着順を競う。ロボットは無線かは問わないが、同じロボット1台で完走を目指す。
レースの途中、バッテリーなど部品交換やメンテナンスのためのピックアップは認められており、このメンテナンスを含めた全体の時間を競う。
ろぼまらフルに参加するロボットはヴイストンの「Robovie-PC」(HHTバージョン)と大阪工業大学AはRobovie-2000をベースにした「試作2号」が2台、大阪労働協会雇用創出チームは「Robovie-X Lite」。
それにヴイストンからは中継用としてロボットEV「ビュートEV」が1台出場する。
ヴイストンのRobovie-PCは体長395mm、体重約2.4Kg。軸数は20。小型カメラと小型PCを搭載しており、カメラを使った自律歩行を行うという。
大阪工業大学Aの試作2号は体長が340mm、体重約1.4Kg。軸数は12。24時間徒競争の実績を持つRobovie-2000をベースに改造し、安定歩行を実現した。
また大阪労働協会のRobovie-X Liteは、体長が343mm、体重約1.3Kg。軸数は13。市販のロボットキットで参加。3月12日にクリエイティブセンター大阪で開かれる「ロボマラソンin大阪」 http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=6040 にも出場する。
ロボット中継車の「ビュートEV」
中継車の「ビュートEV」は、10分の1スケールの小型電気自動車。小型ノートPCやWebカメラなどを搭載し、2足歩行ロボットの走る様子をカメラ撮影して、映像を24時間インターネットで配信し、USTREAMで中継する。
◆2足歩行ロボットのフルマラソンなんていまだかつて試みられたことはなかっただけに、果たして完走できるのか、すべてが未知数だ。
主催者側では「体長が30~40cmのロボットが42.195Kmを走るのは、かなり過酷な」と話している。
ロボットに搭載するバッテリーは30分が限度だ。そのたびにピットインして交換しなくてはならない。しかも各チームが心配するのはサーボモーターの耐性だ。
ロボットに小型PCを搭載するヴイストンチームは「真っ先に壊れるのはサーボモーターだろうし、ギアが磨耗して外れるということも想定されます。早い段階でサーボモーターを交換する必要があるかもしれません。PCが壊れないことも祈りたいです」と話している。
このチームのロボットは全身にスポンジを貼り付けて振動や衝撃に耐えられるように工夫しているほか、バランス良く走行できるようにも気を使う。
大阪労働協会は「サーボモーターもさることながら、チームの人間の耐久性も試される」と、心配している。
いずれにしても「ロボット業界にとっては歴史に残るイベント」(ヴイストン)であることに違いなく、「今の技術水準ならば十分に挑戦できるし、もし失敗したとしても次のステップにつなげたい」と、同社では話していた。
◆ロボットのフルマラソンが行われている2月26、27の両日には、午後1時から3時まで、小学生を対象にした電子工作教室が開催される。
ソーラーバッテリーを使ってエコ関連のキット作りに挑む。
42.195Kmの完走を目指す
大阪府(大阪労働協会)とヴイストンが主催する「ろぼまらフル」。
大阪府の人材育成事業の一環として開催される。ロボット産業や新エネルギー分野で活躍できるきっかけ作りと、子どもたちにはモノづくりへの関心を持ってもらうというもの。
1周100mのコースを442周(最終周は95m)を走り、着順を競う。ロボットは無線かは問わないが、同じロボット1台で完走を目指す。
レースの途中、バッテリーなど部品交換やメンテナンスのためのピックアップは認められており、このメンテナンスを含めた全体の時間を競う。
ろぼまらフルに参加するロボットはヴイストンの「Robovie-PC」(HHTバージョン)と大阪工業大学AはRobovie-2000をベースにした「試作2号」が2台、大阪労働協会雇用創出チームは「Robovie-X Lite」。
それにヴイストンからは中継用としてロボットEV「ビュートEV」が1台出場する。
写真・右=出場チームの代表者とロボット
ヴイストンのRobovie-PCは体長395mm、体重約2.4Kg。軸数は20。小型カメラと小型PCを搭載しており、カメラを使った自律歩行を行うという。
大阪工業大学Aの試作2号は体長が340mm、体重約1.4Kg。軸数は12。24時間徒競争の実績を持つRobovie-2000をベースに改造し、安定歩行を実現した。
また大阪労働協会のRobovie-X Liteは、体長が343mm、体重約1.3Kg。軸数は13。市販のロボットキットで参加。3月12日にクリエイティブセンター大阪で開かれる「ロボマラソンin大阪」 http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=6040 にも出場する。
ロボット中継車の「ビュートEV」
中継車の「ビュートEV」は、10分の1スケールの小型電気自動車。小型ノートPCやWebカメラなどを搭載し、2足歩行ロボットの走る様子をカメラ撮影して、映像を24時間インターネットで配信し、USTREAMで中継する。
◆2足歩行ロボットのフルマラソンなんていまだかつて試みられたことはなかっただけに、果たして完走できるのか、すべてが未知数だ。
主催者側では「体長が30~40cmのロボットが42.195Kmを走るのは、かなり過酷な」と話している。
ロボットに搭載するバッテリーは30分が限度だ。そのたびにピットインして交換しなくてはならない。しかも各チームが心配するのはサーボモーターの耐性だ。
ロボットに小型PCを搭載するヴイストンチームは「真っ先に壊れるのはサーボモーターだろうし、ギアが磨耗して外れるということも想定されます。早い段階でサーボモーターを交換する必要があるかもしれません。PCが壊れないことも祈りたいです」と話している。
このチームのロボットは全身にスポンジを貼り付けて振動や衝撃に耐えられるように工夫しているほか、バランス良く走行できるようにも気を使う。
大阪労働協会は「サーボモーターもさることながら、チームの人間の耐久性も試される」と、心配している。
いずれにしても「ロボット業界にとっては歴史に残るイベント」(ヴイストン)であることに違いなく、「今の技術水準ならば十分に挑戦できるし、もし失敗したとしても次のステップにつなげたい」と、同社では話していた。
◆ロボットのフルマラソンが行われている2月26、27の両日には、午後1時から3時まで、小学生を対象にした電子工作教室が開催される。
ソーラーバッテリーを使ってエコ関連のキット作りに挑む。