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日本橋でんでんタウン・ロボット連絡会、6月例会 マイクロマウス競技会 Arduinoの登場で復活へ期待 [ロボット連絡会]

◆日本橋でんでんタウン・ロボット連絡会(理事長・蝉正敏ダイセン電子工業社長)が、大阪・日本橋4丁目の日本橋筋商店街振興組合会議室で、6月例会を開いた。ゲストなど30人近い人たちが参加。国内最古のロボコン、マイクロマウス競技会について話を聞くなどした。

◆マイクロマウス委員会関西支部が15年ぶりに復活したのを記念した、マイクロマウスの競技大会が、2010年5月29日、奈良県生駒市の奈良先端科学技術大学院大学で開かれたが、同支部の役員で、マイクロマウス歴20数年という日本遠隔制御の澤和孝さんからは、マイクロマウスの歴史と現状について話があった。

 マイクロマウス競技は、小さな車輪型ロボットが定められた格子状のコースを秒速約2秒で走行して、ゴールを目指し、そのスピードを競うというもの。数あるロボコンの中では、最も古いものと言われている。
 ロボット(マイクロマウス)の製作費は1台、3、4万円からだというが、「競技大会で勝つには10万円近く費やして、部品の自作をする必要がある」(澤さん)とも言われ、技術進歩は早く、市販のキットでは対応できない世界になっているようだ。

 現在、国内のマイクロマウス人口は約100人で減少傾向にある。大学生を中心に30代、40代の人たちが取り組んでいるケースが多い。世界大会ではシンガポールや韓国の後塵を拝している。

 国内におけるロボコンとして縮小している理由として、澤さんは「マイコン人口が減少しているのが大きな原因。学生中心のゲームなので、技術が継承されないのが拡大しない点でもある」と話していました。

 ただ、再び脚光を浴びる新たな可能性も見られるという。
 それはイタリア生まれの簡単制御マイコンボード「Arduino(アルデュイーノ)」の登場だという。
 「マイコンボードへの関心が再燃してきているように見られ、再びマイクロマウスを活気づけるかもしれない」と澤さん。

◆今月のメインゲストとして出席したNEC・C&C研究所の藤田善弘主任研究員は、同社のコミュニケーションロボット「PaPeRo」の研究・開発内容について説明するとともに、これからのロボットの理想形などを話した。http://tweetphoto.com/28509538

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「PaPeRo」の説明をするNEC・C&C研究所の藤田主任研究員

 同社はまた、この「PaPeRo」を100台生産し、有償貸し出ししている。現在、応用開拓や実証実験を目的に40台が企業などへ貸出しされているという。料金はサポート、開発ツール込みで、月額5万円。期間は3年間。http://tweetphoto.com/28511803

 同時にイベントなどの短期間の有償貸し出しにも応じているが、このイベント派遣は1日、30万円と少々、割高だ。


◆同連絡会のメンバー、エルエルパレスの岩気裕司社長からは、3月の日本橋ストリートフェスタで初公開されて以来、いろんなメディアで取り上げられるなど人気者になっている通天閣ロボットが、7月28日のナニワの日に上海万博の大阪館でのイベントに出演すると報告した。

 もてもての通天閣ロボットだが、日本橋でんでんタウン・ロボット連絡会にとっては、少々寂しい点があるようだ。
 このロボットは通天閣観光の依頼を受けて、同連絡会のメンバーによって製作された。岩気社長は機会あるたびに日本橋発のロボットと説明しているが、最近では「テレビ取材などでも<日本橋発>をカットされることが多くなってきた」からだ。

 開発スタッフはイベント毎に、各地に出張してロボットの動作指導などを行っているが、日本橋発のロボットであることが忘れ去られることは、ロボットの<出生地>である日本橋でんでんタウンにとっては残念なことである。

◆ハイテクもの作りの街へと変貌しようとしている大阪・日本橋にあって、7月2日にオープンする共立電子産業の新本店、ものづくり創造館のオープン企画について同社の長者原亨取締役が案内した。

 開店翌日、7月3日午後1時半から、1階売り場に通天閣ロボットや八尾のロボット、日本橋のドッグワンなどが集結し、オープニングイベントとしてデモンストレーションを行う。

◆また堺市のナテックなどが開発した天ぷら油自動回収ロボット「ゆかいくん」が紹介されたほか、ナガオエンベデッドエンジニアリング(堺市)の長尾顕代表は開発品目などを説明していた。http://tweetphoto.com/28513678

 同連絡会と技術連携している大阪府八尾市の中小企業によるマテック八尾ロボット分科会会長の鈴木謙三(たくみ精密板金製作所)が、ダイセン電子工業の依頼で製作したロボカップ向けロボット用のオムニホイルを公開。
 同製品はダイセン電子工業が全国発売する。価格は4000円。


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完成間近な通天閣ロボ 読売新聞の取材を受ける [ロボット連絡会]

◆完成間近な通天閣ロボが読売新聞社の取材を受けました。

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 写真は取材を受ける通天閣ロボの開発関係者たち。


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ものづくり人材育成を目指す、大阪工業大学ものづくりセンター「MONOLAB」 池田副センター長がロボ連例会で講演 [ロボット連絡会]

◆大阪工業大学は2010年4月にロボット学科の開設しますが、同大学でものづくり人材育成を進めているものづくりセンター「MONOLAB」の池田隆治副センター長=写真下=が、2009年12月22日、ダイセン電子工業で開かれた日本橋でんでんタウン・ロボット連絡会(代表幹事・蝉正敏ダイセン電子工業)の12月例会で、MONOLABの活動内容などを説明しました。
 また開設準備中のロボット学科については「順調に応募が集まっている」と、高校生の間でロボットへの関心が高いことを感じさせていました。

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 毎月1回例会を開催し、発足3年目を迎えているロボット連絡会には、毎回ゲストを招いてロボットの今を知る勉強会を開いています。

 2009年を締めくくる12月例会には、昨年4月にリニューアルオープンした大阪工業大学ものづくりセンター「MONOLAB」から池田隆治副センター長が参加して、薄型テレビに映し出されたパワーポイントの資料をもとに、ロボットやソーラーカーなど学外の競技大会にも出場しているMONOLAB内のプロジェクトなどの活動ぶりを紹介しました。

 このところ薄らいでいたという大工大の伝統であるリアルな”ものづくり精神”を再度復活させようと具体化させたのがMONOLABです。
 池田副センター長は「3年間で大工大にMONOLABありと言われるまでに持っていきたい」といい、目標の最終年度を迎える来年へ向けて、さまざまな活動を計画しています。

 自律型歩行ロボット製作するなど学内向けのものづくり授業を実施はもちろん、学外の人たちへの開放も行っています。
 キッズものづくり道場では、近隣の小学生たちが参加しての同大の学生がアドバイスしてものづくりを体験してもらっているといいます。子供たちだけでなく、お母さんなど大人向けのものづくり講習会も人気のようです。

ロボ連2.jpg テクノフォーラムでは、浅田稔大阪大学大学院工学研究科教授などを招いた講演会を開いています。「開発者などに直接に話を聴くことで、学生にどのような勉強したかなどを学んでいます」と池田副センター長。

 学外で開かれるロボコンへの参加もMONOLABのプロジェクトのひとつです。
 12月12日にはロボット競技会「第6回ロボプロステーションチャレンジカップ」に、同プロジェクトの14人と電子工学研究部4人、機械工学研究部3人が出場して、入賞したそうです。

◆来年4月、工学部に開設されるロボット学科は、2月に一般入試が行われますか、応募は順調に増えており「100人近くの学科でスタートすることになりそう」だといいます。
 ロボ連のメンバーからは「開設後は学外の施設などと連携して活動することは可能か」などといった質問が寄せられていました。

[大阪工業大学ものづくりセンター「MONOLAB」]
http://www.oit.ac.jp/japanese/monolab/





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ロボット連絡会、関西ロボット連絡会に発展、日本橋にサテライト大学設置も計画 [ロボット連絡会]

◆日本橋でんでんタウン・ロボット連絡会(代表幹事・蝉正敏ダイセン電子工業社長)が、会員の対象を関西一円に広げ、名称を「関西ロボット連絡会」(仮称)に変更します。
 2009年10月20日のロボット連絡会で正式決定します。

 日本橋電気街をロボットの街として活性化させるとともに、ロボットの市場創生を目的に2006年に、日本橋のロボットメーカー、ロボット専門店や部品専門店などで発足。
 その後、メンバーは拡大し日本橋以外の企業や個人、団体からの入会が相次いでいます。

 さらに関西一円からロボットに関心を持つ企業、個人などの入会を増やすことで、街の活性化につなげようと、会の拡大と名称変更をすることで、会を発展させようというものです。

 またロボット連絡会が中心となって、工業系の大学や専門学校などと提携して、日本橋にサテライト教室を開校する準備を始めました。
 実現すると、大阪・日本橋で大学や専門学校の教授から、電気や機械、情報系などロボットに関連した講義を受けることが出来るようになります。






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変形ロボット「I-GZ」やパックマン似のロボット「チャティ」も出席 ロボ連4月例会 (動画) [ロボット連絡会]

◆変形ロボットやパックマン似のロボットまでが出席した「日本橋でんでんタウンロボット連絡会」の4月例会が、4月21日、日本橋筋商店街振興組合会議室で開かれました。

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活発な意見が出たロボ連4月例会

 2009年度最初の例会では、3月20日に開催され18万6千人がでんでんタウンに訪れた第5回日本橋ストリートフェスタにおけるロボット関連のイベントが映像で紹介されました。

 同フェスタでは、初めて小学ロボコンが開催されたほか、毎回お馴染となった大阪府立高専と鳥羽高専のロボット実演、それにロボ連から誕生したダイセン電子工業の犬ロボット「ロボワン」が演技披露などを行っています。

 5月8、9、10日に、大阪市西区の京セラドーム大阪で開かれるロボカップジャパンオープンには、ロボット連絡会のメンバーも応援参加します。
 その内容の説明がありました。
 ジュニアリーグには大阪から12チームが出場するそうです。

 またロボカップでは、今年の世界大会からルールの変更が行われる予定だといいます。
 たとえば、今までのグレーコートからグリーンコートになるほか、ロボットにもカメラの搭載なども義務付けられるといいます。
 そうなるとロボットの製作費も高くなることが心配されています。

 会場では、ロボット講習会を開くためのノウハウなどを伝授する講習会が予定されているほか、2足歩行ロボットの格闘技「ロボファイト9」も併催されます。

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変形ロボットを説明する久保田先生

◆この日のゲストは京都コンピュータ学院総合情報システム部の久保田英司先生でした。
 去年創立45周年を迎えた学校の案内や、持ち込んでくれた変形ロボット「I-GZ」が動くところを見せてくれました。

 実はこのロボット、製作者は同学院の学生2人なのです。すでに1人は卒業して、この日出席予定だった残る1人も体調不良で欠席でした。

 そのため用意してもらったマニュアルを見ながら久保田先生が操作しました。
 しかし、どうしたことか、ロボットまでが体調不良を起こし、十分な動きをしません。
 次回に持ち越しとなりました。

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開発中のロボット「チャティ」

 また、でんでんタウン発明ロボット塾の講師も担当する計測技研の早石直広さんは、開発中のロボット「チャティ」を披露してくれました。

 一見するとひとつ目のパックマンといったところ。
 口を動かしながら音声合成で言葉をしゃべります。
 受付ロボットにも使えるということで、日本橋のマスコットとしても有望なのかもしれません。

◆はんだこてメーカー、白光からは、佐々木康弘営業企画担当係長が出席して、はんだは電子工作やロボット作りには欠かせないことをアピールしました。

 同社の売上の多くは法人向けですが、パーソナル市場にも力を入れているといいます。
 そのため「各地の電子工作教室に協力して、はんだ付け講習も開いていく」と話してくれました。

 最近は温度調節機能付きや環境に配慮した鉛フリータイプのはんだこてが主流になりつつあるといった、最近の傾向について説明をしました。










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ロボットラボラトリーと情報交換会、ユーザー視点でロボットの将来を考えるのに有効 [ロボット連絡会]

◆日本橋でんでんタウンロボット連絡会(代表幹事・蝉正敏ダイセン電子工業社長)が、1月20日、日本橋筋商店街振興組合で大阪市の次世代ロボット産業創出拠点ロボットラボラトリーと情報交換会を行いました。

 ロボット連絡会(ロボ連)の今年初めての定例会議に、ロボットラボラトリーの足立尚喜ローボ事務局長と前場大輔シニアプランナーが出席。ロボットラボラトリーの概要紹介とロボット市場の今後の予測などを話しました。

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ロボ連に出席した足立事務局長(左)と前場シニアプランナー

 ロボ連の塩田浩司幹事は、大阪・梅田に建設が進められている北ヤードに設置が予定されているロボシティコアについて、計画の進捗状況と日本橋など他のロボット拠点とのすみ分けについて質問しました。

 足立事務局長は「当初予定の2011年のオープンは、2年近く延びるようだ。今後、具体的な活動内容など中味を詰めていきます。平松邦夫大阪市長もロボットへの関心も高く、ロボシティコアの必要性について認識してもらっています。日本橋とは共存共栄の姿勢で、大阪発のロボット事業を世界へ発信していきたいと考えています」と、説明しました。

 また塩田幹事は「2005年にロボカップ世界大阪大会が終わってから、急速にロボットへの関心が冷え込んでいます」と指摘、蝉代表幹事も「ロボカップジュニアへもマスコミはほとんど関心を示さなくなってしまっています」と、一般におけるロボット熱が冷めかけている現状を訴えました。

 これに対して足立事務局長は「これが大阪のロボットだという情報を発信していかないといけないと思います」とする一方で、「ロボットビジネスを盛り上げるには開発だけではなく、販売が伴う必要があります。子供たちをはじめ、たさくさんの人たちにロボットを知ってもらうことも大切です。ロボットラボラトリーは今まで、この点が疎かになっていました」と、ロボ連と一緒になってユーザーの視点でロボットの将来を考えていきたいことをしました。

 ロボ連とロボットラボラトリーは、ユーザーの視点でロボットビジネスの将来を考えるのに有効だとして、今後も継続して情報交換を進めていく考えで一致しました。
 今まで大阪市が進めるロボット事業と民間中心のロボット連絡会は、ほとんど交流がありませんでした。
 しかし今年は、これを契機に、双方がひとつになって市場開拓に乗り出すことになりそうです。


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