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ヒトの脳とロボット [ロボット]

◆4月24日、午後10時からNHKで放送された「立花隆が探る サイボーグ
の衝撃」は、期待通りに、面白い内容でした。

 立花隆さんが脳科学とロボット技術の最前線を取材し、ヒトとサイボーグ、
ロボットの融合の現状を紹介していました。ヒトの脳から発せられる電気信
号が遠隔地のロボットを動かすといったことが、すでに現実のものになって
いることを見せてくれました。

 しかし、それはヒトの心までも変えてしまわないか?
 立花さんは、そんな疑問を心理学者・河合隼雄さんに投げかけていました。

 また、脳を電脳化した者や身体の一部あるいは全部を機械化したヒトが存
在する近未来世界を描いた映画「攻殻機動隊」の映画監督・押井守さんや、
脳科学者でATR 脳情報研究所所長の川人光男さんとのインタビューでは、
ヒトと未来社会について語り合うところなどは、SF小説か映画を観ているよう
な感じでもありました。


写真1

◆大阪大学大学院工学研究科教授の浅田稔さんと東京大学大学院情報理
工学系研究科教授の國吉康夫共著に『岩波講座 ロボット学4 ロボットイン
テリジェンス』(岩波書店)=写真1=があります。

 3月24日、約3年の歳月をかけてやっと上梓したというものですが、この本
は「立花隆が探る サイボーグの衝撃」と同様に、知能ロボットというものを
開発・創造する場合、人間の知能と無関係ではなく、ヒトの脳の解明とも密
接な関係を持っていることを示しています。

 本書はそうした「ロボットの知能」をめぐる新しい考え方を体系化した入門テ
キストである、と言われています。
 税込みで5040円という高価本であり、難しい部分も多々あるものの、映画
や小説、漫画の世界のロボットを理論付けするのには欠かせない書でしょう
ね。


写真2

 浅田教授が研究する発話機能を持つ音声模倣ロボットのことも書かれてい
ます=写真2=。

◆ところで、NHKの放送が終わったのは午後11時30分。意志薄弱な編集長
は、もうパソコンに向かう気力をなくしていたのです。
 ふたたびパソコンと対面したのは今朝。何とか正常に戻ったような気がす
るのですが、詳しくはわかりません。

 いつかパソコンと自分の頭を同期させてみようと思うのですが、そうすると
賢くなるでしょうか。


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