介護ロボットは機能優先 [ロボット]
◆松下電器産業の大坪文雄社長は、千葉・幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2006」で、「モノづくりを基軸としたくらし価値創造への挑戦」と題した基調講演を行いました。
講演する大坪松下電器社長
この中で、同社が現在取り組んでいる寝たきり病人の介護を助けるロボットの試作機の説明が行われました。
その介護ロボットは、人間を模した2歩行ロボットではなく「機能に適したものを目指すべきだと考えている」と、機能優先の開発方針が示されました。
開発途中の今は「まだ大きすぎる上に、動きもぎこちない。しかし今後完成度を高めていきたい」としていました。
また、手足が不自由になった人のリハビリを支援する装置の実演も行いました。
患者が自由な方の手を動かすと、不自由な手をそれに合わせて動かす働きをしていた。手の動きを検出するセンサと、圧搾空気を動力源とする人工筋肉を使った駆動部を組み込んだものだといいます。
こうした介護ロボットを同社は、「アシスト・ロボット」と総称しており、実用的な機能を重視した開発を進めているのが特徴のようです。
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