20年先の技術革新目標「技術戦略マップ2006」原案、 ロボットやＩＴなど15分野 経産省

◆経済産業省が、産業界の２０年先の技術革新目標を示す「技術戦略マップ
２００６」の原案をまとめました。

　ロボットやＩＴなど１５分野に及び、具体的な達成目標を掲げています。
　それによると、2025年にはロボットがおぼれた人を助けたり、お年寄りの食
事の介助をしたりするなど、幅広い分野で活躍することを目標としています。

　ものづくりの現場では、手袋のようにはめて指を動かすと、大きな力が伝わ
って材料を簡単に曲げたりできる「マスターハンド」の導入を目指します。

　IT分野では、燃料電池をノートパソコンや携帯電話で日常的に使えるよう
にするほか、賞味期限などの情報を記録したＩＣタグを野菜や鮮魚などに張り、
冷蔵庫に入れると、その材料で作れる料理のレシピが表示される技術、体の
サイズをデータベース化して、衣料品売り場に行けばすぐに欲しい服が見つけ
られるシステム作りも目標としています。

　病院では、腕にシートを張るだけで血液中の成分が分かる「リアルタイム生
体情報センサ」の実用化を目指します。