Team Osaka 今年の戦士は「VisiON 4G」 ロボカップ2007ジャパンオープンに出場 [ロボット]
◆今秋、米国・アトランタで開催されるロボカップ第11回世界大会で4連覇を目指す「Team Osaka」が、5月3、4、5の3日間、大阪・南港のインテックス大阪で開かれる「ロボカップ2007ジャパンオープン」に出場する新型ロボット「VisiON 4G」を発表しました。
「VisiON 4G」は自律型2足歩行ロボットで、4G(4th Generationの略)は4代目ヴィジオンを意味しています。
勢ぞろいしたTeam Osakaのロボット
ヴイストンと日本遠隔制御が独自開発した専用サーボモーターを採用してトルクを40%アップさせ、運動の安定性を高めています。
また歩行速度を30%アップ(10秒3mの標準クラスは軽く切っているといいます)させたり、今までの全方位センサに加えて新たに前方カメラを搭載して2眼にするなど、去年、世界制覇をした「VisiON TRYZ」を大幅に機能アップしています。
頭部に外付けされた前方カメラ
とくにカメラをふたつ付けて複眼ロボットにしたことで、全方位センサ(37万画素CCD)はボールの位置を捉えますが、前方カメラ(27万画素CCD)はサッカーコートの端にあるボールまでも見つけることができるなど、競技中の細かなアプローチが可能になるといいます。
◆「VisiON 4G」の仕様は、高さが445mm、重さ約3.2Kg。軸自由度は20で、内訳は足が7自由度×2、腕が3自由度×2。
軽量化したCPUボードはメインCPUがピノー社製を採用し、PNM-SG3 500MHz、WindowsXPを搭載しています。
サブCPUはヴイストン製で、VS-RC003 ARM7 60MHz。
また加速度センサは3個、ジャイロセンサ2個、角度センサ20個も搭載しています。
電源はニッケル水素電池(14.8V 1400mAh)を使用しています。
Team Osakaの総監督でヴイストンの大和社長
◆開発にあたったヴイストンの大和信夫社長は「大会に向けてさらに調整していきますが、独自開発したサーボモーターを搭載するなど、より機能を向上させています」と話していました。
またTeam Osakaのロボット開発が「子どもたちに夢を与え、モノづくりに興味を持ってくれるようになるとうれしい」と、大会終了後にはVisiON 4Gを完成品として市販することも発表しました。
デザインを担当したロボガレージの高橋智隆代表とVisiON 4G
またデザイン開発を担当したロボガレージの高橋智隆代表は「今年のロボットのポテンシャルはかなり高いと思います。前回のドイツ大会での優位性も縮まってきており、VisiON 4Gで再び突き放そうと考えいます」と、世界大会では強豪ドイツチームなどに勝って4連覇達成への自信を見せていました。
◆ヴイストンはまた、大型の自律型2足歩行ロボット「Vston810」も開発したと発表しています。
こちらは独自開発の大型サーボモーターを搭載したほか、安全性と美観を備えたモノコック構造を採用しています。自由度は28と多く、足が6自由度×2、腕も6自由度×2、さらに腰1自由度、首3自由度を加えています。
CPU、センサは「VisiON 4G」とほぼ同じです。
なお「Vston810」もロボカップ終了後に市販する予定です。とりわけ自律型2足歩行ロボットの開発・研究向けに適しているといいますが、大和社長は「キャラクターやアイキャッチとしても効果的なロボットです。使えるロボットとしてアピールしていきたいです」とも話していました。
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by StevAbnoge (2020-02-03 10:12)