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家庭用から軍事用まで手がけるロボット専業メーカー、米iRobot社 [ロボット]

◆日本のロボット専業メーカーと言えば、まだ趣味の分野のロボットを手がけている程度だが、米国では家庭内や産業分野で活躍するロボットを開発する専業メーカーの活躍が目立つ。

 日本でもお馴染みのお掃除ロボット「Roomba」を発売する米国のiRobotは、家庭用(ハウス)ロボットから学習用ロボットや業務向け掃除ロボット、さらには軍用ロボットまで幅広い市場に向けたロボットを開発していることで知られている。
 Roombaは日本のロボットショップなどでも販売されているので、すでに馴染み深いロボットになっている。

 この掃除ロボットは昨年5月に「コンシューマー向けロボットとしては最多の200万台を突破している」(同社)というほどの人気商品になっている。
 Roombaは2002年に第1号機が発売されている歴史あるロボットだ。05年には床を水拭きしてくれる兄弟ロボットの「Scooba」も発売されているなど、現在は5モデルが販売されており、価格は150ドルから330ドルまで。

 このロボットの人気の要因を同社は「人々が退屈な家事から解放され、家族や友人と過ごす時間を作りだそうという意識の現われだろう」と分析している。
 家庭用掃除ロボットで築いたノウハウは、プール掃除専用ロボットという新しいロボットの開発にもつながっている。

 同社は07年4月、プール掃除専門のロボット「iRobot Verro プール・クリーニングロボット」を発売している。
 ロボットはプールのポンプを内蔵しており、水が張られたプールに潜水し、ゴミを吸い込み、ブラシや強い水流で壁面の掃除を行うというものだ。連続で1時間から1時間半動作するという。
 プールで使われている素材に合わせ、Verro300とVerro 600の2モデルがある。価格はそれぞれ799ドル、1199ドル。

 iRobotは、こうした掃除ロボットだけでなく、米軍向けに軍事ロボットも開発しており、すでに米海軍や陸軍向けに1000台以上の軍事ロボット「PackBot」を出荷しているという。

 今年6月には、護身用製品を手掛けるTASERインターナショナルが持つスタンガンなどの技術を搭載した軍用ロボットを共同開発する、といった発表を行っている。
 すでにTASERの技術を装備した「PackBot」のプロトタイプを共同開発しており、米シカゴで7月9-10日に開催されるTASER主催のカンファレンスでデモを行う予定だという。




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