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共立電子産業、マイクロソフトとベネッセのロボット授業にプチロボット供給 [ロボット]

◆ロボットを学校の教材に使用する動きが目立ってきた。
 その目的は、もの作りの大切さを教えようというねらいが大きい。
 その一方で、メーカーにとっては、パソコンと同様にロボットのOSの主導権を握りたいといった思惑もあるようだ。

 共立電子産業(大阪市浪速区、犬塚梅一郎社長)が昨年夏から、マイクロソフトとベネッセコーポレーションが首都圏の高校で試験的に進めるロボット授業の教材用として4足ロボット「プチロボット(MS5)」を供給している。

 MS5は同社が開発したもので、1時間程度で組み立てられる、5軸構成の教材用の簡易ロボット。
 教材に採用された背景には、ユーザーによるプログラミングで動作作りができるといった点が評価されたということがあるようだ。

◆現在は首都圏の私立高校10校で試験授業が行われている。
 1チーム3人で組立て、プログラミングまでを行うという内容だ。
 すでに150台程度を納入しているというが、今後は対象校が全国に拡大される予定というだけに、販売台数はかなり増えるものと見られている。

 今までにも進学塾やカルチャー教室などでロボット教室を取り入れる取り入れるところは見られるし、一般の学校でもロボット組立を授業に導入する動きは少なくない。
 多くは、子供たちにもの作りの面白さと大切さを教えようというものだ。

◆今回のマイクロソフトとベネッセコーポレーションが進めるプロジェクトも、子供たちにもの作りを体験させることによって、その大切さを知ってもらおうということもある。

 しかしそれとともに、とりわけマイクロソフトりにとってさらに重要なねらうところがある。
 それはマイクロソフトが、OS(基本ソフト)「Windows」でパソコン界を牛耳ったのと同じように、ロボットでもOSを掌中に収めたいといった思惑があるのだ。
 Windowsの出現によってパソコン市場は、一気に拡大していった。
 それと同様なことがロボットでも起こりうるというのである。その時を今から地固めしておこうというものだ。

◆今、ロボット(産業用を除く)市場はまだ、決して大きな規模ではないものの、将来は必ずパソコンにも取って代わる規模に拡大すると言われている。
 しかし、それが実現するには大きな壁を乗り越える必要がある。
 それがロボットに搭載されるOSというわけだ。

 もちろんロボットの中には組込みソフトを使ったタイプも少なくないが、マイクロソフトは今後の一般市場への拡大を考えた場合、パソコン同様にOS・Windowsの普及が欠かせないと見る。
 学校におけるロボット授業はまさに、それへの布石でもあるのだ。





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家庭用ロボットに安全基準   経産省 [ロボット]

◆経済産業省が、介護や福祉などに向けた家庭用ロボットの実用化に向け、安全基準を設けます。

 老人や病人の移動や入浴、リハビリなどで「暴走しない」「ぶつかっても安全」などの安全性や材質の基準を定め、技術の国際標準化を目指します。

 2009年度からは中核となる研究機関で、安全性や耐久性などの検証実験を行い、13年度までに安全基準をまとめるといいます。




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一輪車ロボット「ムラタセイコちゃん」開発   村田製作所 [ロボット]

◆村田製作所が、一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん」を開発しました。
 身長50cm、体重5kg。
 滋賀県出身で、年齢は幼稚園の年長組。
 活発で照れ屋という設定です。

セイコ.jpg

 9月30日~10月4日に千葉・幕張メッセで開催される「CEATEC Japan2008」では、自転車型ロボット「ムラタセイサク君」と共演することになっています。

 搭載された2個のジャイロセンサーで、姿勢の傾きを検知します。
 車輪と腹部の慣性円盤(フライホイール)を回転させることで、バランスを保ちながら走行します。

 障害物検知用超音波センサーで障害物までの距離を測定し、一定距離を保ちます。
 Bluetooth通信でライブカメラ画像を転送できます。



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造形師上野信幸さん 大阪・日本橋でんでんタウンで語る 「将来は写真絵本を作りたい」 [ロボット]

◆『月刊IKKI』(小学館)に連載中のSF漫画「ぼくらの」(鬼頭莫宏作)に登場する黒い巨大ロボット・ジアースの立体模型の作者の1人、造形師上野信幸さん(44)が、2008年9月16日、大阪・日本橋で開かれた日本橋でんでんタウンろロボット連絡会(表幹事・蝉正敏ダイセン電子工業社長)にゲスト参加し、作品作りへの思いなどを語りました。

上野さん.jpg
大阪から東京へ発信し続ける造形師、上野信幸さん

 黒い怪獣の名前で知られるジアースは、少年少女たちが地球を守るために近未来の日本を舞台に悪と戦うという漫画で、彼らが操縦するロボットです。
 謎の超技術で作られたといい、今、たくさんのファンを生み出しています。

 その作者は一体誰だ!
 上野さんは、多くの人が注目する作者の1人で、なんと大阪に住んでいます。
 プロの造形師になって15年、アマチュア時代を入れると20年にもなるというキャリアの持ち主です。
 かつては円谷プロなど、東京に住んで仕事をしていたといいますが、今は住まいを大阪に移して「自分がやりたい仕事をする」と、精力的に新しい作品を製作しています。

◆その上野さんがロボ連の2周年記念会合で、創作について語りました。
 上野さんは、日本橋発のロボット犬「DOG WAN(ドッグワン)」(型名:DDK-DG1・0)の外装を手がけており、それをきっかけにロボ連との付き合いが始まりました。

 上野さんの出身は宮崎県です。
 ホームページなどによると1980年代に、宮崎県内の町村の立体案内看板の造形を担当していたそうです。
 その後、東京へ出てウルトラマン、科学特捜隊基地などのガレージキットを製作。
 円谷プロ時代には平成ウルトラセブンの美術スタッフとしても活躍しています。

 そんなキャリアを東京で積み、仕事のネットワークもできました。
 大阪に移った今でも「大半の仕事は東京です」という。
 その上野さんが大阪に住んで仕事をするのはなぜでしょう。

 「東京ではネットワークが出来ているし、大阪では誰にも左右されずに自分でやりたい仕事ができます。それを発信するのに都合がいい」
 東京という大きな組織に組込まれると、自由が利かなくなるといいます。
 確かに東京では有名になるには近道かもしれません。
 「先生」と呼ばれることも可能でしょう。
 でも上野さんは有名よりも、自分のしたい仕事をする、といった道を選択したのです。

◆大阪に住んでいても東京から発注される仕事が多い。
 これが今の大阪が抱える問題点かもしれません。
 でも、そんなことは上野さんには関係ないようです。

 ところで昨年から上野さんはロボットの外装を多く手がけるようになってきています。
 日本橋のロボット犬「DOG WAN(ドッグワン)」も、そのひとつです。
 これは、ペット樹脂を用いてバキュームフォームという成型手法で作っています。
 これの特徴は「モーターなどの荷重をあまり考えずに作ることが出来るほか、ロボットが倒れても破損が少ない」ことです。
 ただ「精度ではプラスチックにはやや劣る」といいます。
 でも、軽量である点は魅力のようです。
 この方法で作られたDOG WANの外装全体の重さは、わずか400gだといいます。

◆上野さんの職人技は、図面の有無に関係なく立体を作ってしまうところです。
 DOG WANの外装製作にあたって最初に手渡されたのはイメージ図だったといいます。

 素材の特性と加工技術に優れているのでしょう。

 「これからのロボットは関節部分をどのように作るかが重要になってきます。現状ではアニメのように、自由に関節を回すには限界があります。しかしできるだけ忠実に再現できるように、今はロボットの基礎技術についても学んでいます」

◆大阪では自分の仕事が出来るということですが、それは何ですか。

 「絵本を作ることです。自分で作った想像上の機械や動物などの立体物を写真で撮って、ストーリーを付けて絵本にするのです。そこで自分の製作物のすべてを見せたい。これが最終目標です」


 蛇足ですが、上野さんは今年、大阪・十三のシンボルとして造られた「見返りトミー君」の製作も手がけています。


[造形師上野信幸さん]
http://www.robo-labo.jp/modules/xwords/entry.php?entryID=85&categoryID=1
[バキュームフォーム]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0
[見返りトミー君]
http://www.plazaosaka.com/juso-kaiwai/tomi.html



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USB搭載 UVC対応 組み込み用超小型CMOSカメラモジュール発売  ユニテックシステム [ロボット]

◆ユニテックシステムが、USB搭載し、UVC対応の組み込み用超小型CMOSカメラモジュール「UTS-C03MB」を発売しました。無料貸出キャンペーン実施しています。

C03MU-H1025_1.jpg
UTS-C03MB

 オムニヴィジョンテクノロジーズ社のOV7660CMOSセンサを搭載した、小型で低消費電力の組込み機器用に設計された超小型CMOSカメラ基板です。
 USB2.0 I/F接続が可能。
 有効画像サイズは 640(H)×480(V)pixelのVGAサイズで30フレーム/秒の撮影が可能。


http://www.uts-corp.co.jp/
http://www.uts-hard.com/product/index.html

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ロボット競技大会(ロボコン)が盛ん [ロボット]

◆ロボットによる競技大会「ロボコン」が盛んです。
 ロボットの愛好家が増えるに従って様々なロボットの競技大会が全国各地で行われています。
 2足歩行ロボットによる格闘技もあれば走行の速さを競うものもあるし、買い物の技を競うといった高度なものまで見られます。
 また自動車タイプの自律ロボットによる走行競技も行われているなど、参加者以外にも一般観客も楽しめるイベントとして定着しつつあるようです。

◆2008年11月19、20、21日の3日間、横浜市西区みなとみらいにあるパシフィコ横浜でチャンピオンシップ大会が行われるのが「ETソフトウェアデザインロボットコンテスト(ETロボコン)」(昨年は181チームが参加)です。

 すでに東北、関東、東海、九州で全国大会出場を決める地区大会を終えており、最後の地区大会として関西地区大会が、9月20、21日の両日、京都市南区の京都コンピュータ学院京都駅前校で開かれます。
 参加するのは企業27、大学6、専門学校3、高専1、個人15の合計52チーム。

 ETロボコンは、組込みソフトウェアの技術教育を目的にしています。
 このために企業エンジニアから学生、個人まで幅広い人たちが参加しています。

 レゴブロックの車体で、決められたコースを自律走行し、参加チーム同一のハードウェア(車体)で、ソフトウェアの技術を競うというものです。

 競技はロボットの走行性能を競うタイムレースとともに、ロボット走行システムのソフトウェア設計モデル評価も重要なポイントになります。

◆一方、9月13、14日には、大阪・日本橋の上新電機「J&Pテクノランド」の5階イベントスペースで、「2008KYOSHOアスレチクスヒューマノイドCUP公式記録会」が開かれます。
 KYOSHOアスレチクス ヒューマノイドカップは、人間を約5分1の大きさ(30センチ~45センチ)にした2足歩行ロボット「MANOI AT01/PF01シリーズ(マノイ)」(京商製)を使って、5メートルと10メートル、20メートルのコースを走行(歩行)するのに要した時間を競うタイムトライアル競技。

 マノイを無線操作して競う無線クラスと、自律歩行(走行)で競う自律クラスに分かれて行われます。
 毎年12月には全国大会が開かれています。
 このほかにも各地で公式記録会が行われています。
 昨年の第2回全国大会は東京・秋葉原で開かれました。

 J&Pテクノランドでの公式記録大会には、韓国チームのほか初参加のJoshinチームがエントリーしています。

 13日は午後3時から公式練習走行が行われ、14日は競技と表彰式が行われます。
 両日ともに一般見学者の体験操縦会やデモンストレーションも予定されています。







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RTビジネス研究会発足へ   ロボットラボラトリー [ロボット]

◆ロボットラボラトリーが、将来のRT(ロボットテクノロジー)の導入を目指して、RTを活用したデータ検索を行う「RTインテリジェント検索」など4つの分野で研究会を設けます。
 研究会終了後に具体的な導入アプローチを始める予定です。

 開催が予定されている研究会は「RTインテリジェント検索」のほか「RTを活用した生活空間応用技術研究会」「次世代産業用ロボット研究会」「デジタルサイネージ研究会」。

 インテリジェント検索研究会は、ロボット関連企業、IT業、広告業、小売業が対象。データマイニング技術(蓄積されたデータを解析し、その相関関係やパターンなどを探し出す技術)やリコメンデーションエンジン(個人の好みを反映した推奨情報を自動提供するプログラム)を、RTを活用して商業施設で利用することを検証します。

 RTを活用した生活空間応用技術研究会は、高齢化社会で安心して暮らすための手法のひとつとして、意識せずに利用できるRTを活用した付加価値製品の開発を目指します。
 たとえば体調や体力、記憶力・計算力などを自動測定したり、認知症の行動パターンや笑顔の減少測定などへの応用が検証される予定です。

RTビジネス研究会.jpg
次世代産業用ロボット研究会の検証イメージ

 次世代産業用ロボット研究会は、ロボット技術を物流分野に応用していく際の技術的な課題やファイナンスの課題などについて検証するといいます。
 またデジタルサイネージ研究会では、RTによる屋外広告の効果測定への活用を検討するなど、デジタルサイネージ(デジタル技術を使ってタイムリーに映像や情報をディスプレイに表示するシステム)とRTとの接点を見いだしていきます。

http://mg.sansokan.jp/r/c.do?33R_6LrG_bu_hmp





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山口市が「ロボット展」開催中  電子工作教室も [ロボット]

◆山口市が、県立山口博物館で8月24日まで、さまざまなロボットたちを紹介する「ロボット展」を開催しています。

 未来の生活を支える科学技術への理解を深めてもらおうと、ロボット開発の歴史や、医療、福祉、防犯など、さまざまな分野で活躍が期待されるロボットを紹介しています。
 22日、23日には、小学生以上を対象とした電子工作教室「ライントレースロボットをつくろう」(要申し込み、有料)も予定されています。

 開館時間は9時から16時30分まで(入館は16時まで)。11日から17日までは18時まで。
 料金は、一般730円、学生510円。18歳以下と70歳以上は無料です。

[県立山口博物館]
http://www.yamahaku.pref.yamaguchi.lg.jp/kikaku.html



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ロボカップ2008蘇州世界大会 「TeamOSAKA」が5連覇 [ロボット]

◆産学連携のロボット共同開発コンソーシアム「TeamOSAKA」が、7月16日から20日まで中国・蘇州で開かれていたロボカップ2008蘇州世界大会のヒューマノイドリーグで、「Vstone TichnoR(ヴイストンティクノアール)」が最優秀ロボットに贈られるベストヒューマノイド賞とルイ・ヴィトンカップを獲得し、ロボカップ世界大会5連覇を達成しました。

テクノアール.jpg
ロボカップ世界大会で5連覇したヴイストンティクノアール

 Vstone TichnoRは、ヒューマノイドリーグのうち全高100cm以上のロボットが競うTeen-Sizeクラスに出場し、徒競走と障害物競走、ドリブルの3種目総合得点を競うテクニカルチャレンジとロボカップサッカー本戦で全種目完全優勝しました。

 Kid-Size クラスに出場した「VisiON Vgos(ヴィジオンヴィーゴス)」も、Kid-Sizeでテクニカルチャレンジ優勝をしています。






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東洋初のロボット「学天則」復活 リニューアルオープンした大阪市立科学館 [ロボット]

◆大阪市立科学館(大阪市北区中の島4)が、9年ぶりに館内をリニューアルして、2008年7月18日、オープンしました。
 1000点にも及ぶ実物資料を展示し、随所に実験装置が置かれるなど、子供から大人まで楽しみながら科学とのふれあいが出来るように工夫されています。

 4階まである展示場のうち、今回リニューアルしたのは1-3階部分です。

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◆1階入り口近くで、来館者の話題になっているのが、東洋初のロボットとして昭和3年に、大阪毎日新聞の論説委員であった西村真琴博士が開発した「学天則(がくてんそく)」を実物同様に復元したものです。
 実際に動く展示は、早くも科学館の人気者になっています。

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学天則の資料本も数多く展示されています

 当時と同じように空気圧を使って動き、腕を動かします。瞑想を始め、ひらめきを感じると左手の霊感灯(インスピレーション・ライト)が光り掲げます。そのひらめきを右手に持った鏑矢型のペンで文字に起こしていきます。

 当時、学天則を紹介した本に「荘厳なる音楽とともに動く」と書かれている通りに、新たにイメージして作曲された音楽とともに、学天則は動きます。


復元された東洋初のロボット「学天則」

◆新しくなった大阪市立科学館には、学天則のほかにもうひとつのロボットが展示されています。ルービックキューブをあっという間に完成してしまう「キューブくん」がそれです。川崎重工業製造のロボットで、どんなルービックキューブでもコンピューターで分析して、みんなが見ている前で組み立ててしまいます。



ルービックキューブを組み立てる「キューブくん」



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